企業のチカラメイドイン薩摩川内 第95回<株式会社 メイユウ>

9月28日は、株式会社メイユウ代表取締役 地徳 陽一 さまにご出演いただきました!

1.株式会社メイユウ

株式会社メイユウは、昭和53年に樋脇町で「有限会社三協設備工業」として創業しました。主に、工場や病院、ビル等の空調設備や、スプリンクラーなどの衛生設備の工事を行っています。昭和58年6月に移転し、現在は鹿児島市中山町に本社があります。従業員数は25名で、うち7名が、後ほどご紹介する祁答院工場にて勤務しています。

鹿児島市中山町にある本社の外観(株式会社メイユウHPより引用)

.株式会社「メイユウ」その名前の由来

「有限会社三協設備工業」として創業され、平成7年10月に、株式会社への組織変更、鹿児島市への本社移転とともに、現在の「メイユウ」へと社名を変更していますが、この名前の由来は、陽一社長のお父様にあります

 

株式会社メイユウは、前身の有限会社三協設備工業を陽一社長のお祖父様が創業し、2代目社長である陽一社長のお父様、裕明前社長に引き継がれたのですが、裕明さんはどうしても会社を繁栄させたいと考えており、専門の方に字画等から、繁栄にふさわしい社名を調べてもらいました。すると、裕明社長のお名前をひっくり返した「明裕」、さらにそれを音読みした「メイユウ」という文字が、今後の会社の発展に適しているということがわかり、現在の社名に至っています。

 

以来、今日に至るまで、県内のみならず九州各地から仕事を頼まれている様子を見ると、裕明前社長のお名前に由来した社名が、力強い支えになっていることがわかりますね。

優しい笑顔の裏には、並々ならぬ想いを秘めている陽一社長、くすモンも本気モードです

3.社長としての自覚

実は陽一社長、社長となったのは昨年1月からで、なんとまだ38歳!企業全体でもそうですが、同業者の中では相当お若いトップになります。それまでは一貫して同社で、空調整備では夏は暑くて冬は寒い屋根裏に上ったりするなど、現場仕事をこなしていました。

 

代表取締役に就任してからは、社員やその家族のことも考えて、背負っていかなければならないと自覚を持ち、日々仕事に取り組んでおります。ただ一方で、職人の時は細かく設計し、きっちりしないといけないということや、こだわりもありましたが、社長になってからは、そこまでしなくてもいいのにと思うこともあるなど、職人としての気質の部分と、経営者として1歩引いて見るところの違いに色々と考えることも増えたそうです。時には最初から社長業、あるいは経営に携わっていればと思うことも。

 

ただ、職人として現場に携わっていたことで現場の気持ちがわかることも多く、陽一社長のこれまでの経験があってこそ、今の職場のアットホームな雰囲気が築けているのだと思います。時にはみんなでバーベキューや焼き肉に行ったりして、栄養を蓄えるなど、本当に仲の良く、素敵な職場ですね。

4.祁答院工場では従業員募集

前述のとおり株式会社メイユウは、本社は鹿児島市中山町にありますが、薩摩川内市では祁答院町に工場を構え、祁答院工場では7名の方が勤務し、取り付ける工管の加工をしています。祁答院工場で勤務する皆さんの技術力は大変高く、自社で取り扱う空調などの配管だけでなく、同業他社からも依頼されて作ることもあるそうです

 

機械化も進んでいますが、一つ一つの建物に合わせてオーダーメイドで作っています。製図等はCADを使っていますが、パイプなどのミリ単位の加工を人の手で行っており、感覚としては全工程の80%を人の手でしているそうです。マニュアル等の紙面からだけでは決して学ぶことのできない、技術の結晶ですね。

 

そんな卓越した技術を持つ祁答院工場ですが、7名の従業員のうち60歳以上の方が半数以上であり、技術の継承と新たな戦力の確保が課題となっております。そこで、祁答院工場では、現在従業員を募集しております!!とてもアットホームな職場です。ハローワークにも掲載しておりますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

陽一社長が一従業員でいたときに、自分を指導し、会社を引っ張って来た方々について、熱くお話してくださいます。

5.今後の目標

従業員の最年長は68歳で、もちろん会社を創業した時からの人もいらっしゃり、その方たちから教わった技術を継承していかなければならないと、次代への想いを馳せる陽一社長。建物の空調というのは、皆さんが快適に仕事、生活するためのいわば心臓部であり、建物には絶対になければならないものです。皆さんが快適に生活する空間を創出する仕事であり、やはりお客様から感謝の言葉をいただくことが、この仕事をやっていてよかったと一番思う時であります。

 

お父様から教わった「お客様の考えの一歩先を見ること」を大事にしながら、会社をすごく大きくしたいということよりも、100年、200年続けていける会社を目指し創業者の想い、自分たちが培ってきた技術を守り、大切にしていきたい、と今後の抱負を語ってくださいました。

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リクエスト曲には、陽一社長がこれから頑張ろう、立ち上がろうというときに聞いている、長渕剛「西新宿親父の唄」を選曲いただきました。新体制になり更なる進化を遂げる株式会社メイユウ、益々のご発展を応援しております!

 

株式会社メイユウ

<本社>

〒891-0108 鹿児島県鹿児島市中山2丁目46−6

TEL:099-267-1050

<祁答院工場>

〒895-1502 薩摩川内市祁答院町703-1

TEL:0996-56-0915

HP :http://www.meiyu-kagoshima.com/about/