企業のチカラメイドイン薩摩川内 第91回<株式会社 岡野エレクトロニクス>

8月31日は予定を変更し、株式会社岡野エレクトロニクス 製造課 永田 晋理さま、龍薗 雅樹さまにお越しいただきました。 

1.株式会社岡野エレクトロニクス 

㈱岡野エレクトロニクスは、薩摩川内市で操業して34年を迎え、自動車、携帯電話、医療機器、娯楽機器等に使用される電子部品、光ファイバケーブル、センサー部品の製造と、LED街路灯の製造販売を行っています。本社は薩摩川内市樋脇支所から川内方面に約500メートル進んだ先にある、2階建ての白い工場です。また、福島県喜多方市にも工場があり、こちらで開発が行われています。

 2.本日のご出演者

本日ご出演のお二人は、平成29年度入社の新入社員の方です。永田さんは川内商工高等学校出身で在学中はソフトテニス部に所属し、ポジションは前衛をしており、龍薗さんは川薩清修館高等学校出身、在学中は野球部に所属し、多くのポジションをこなすオールラウンドプレイヤーでした。お二人とも爽やかなスポーツマンです! 

リラックスして打ち合せする皆さん。引率の田代部長は今日は見守り役です。

 3.現在の仕事について  

入社半年経過していないお二人ですが、既に作業工程の重要なポジションにおいて、精密な機械を扱っております。龍薗さんは光ファイバケーブルの先端加工を担当しており、機械にかけて、前工程から流れてきた部品の先端をきれいに磨く作業をしています。光ファイバケーブルは、中はガラスで出来ておりとても細く、 折らないように細心の注意が必要であり、気の抜けない仕事ですね。

永田さんは、ケーブルを切る作業を担当しているのですが、なんと永田さんの作業が全工程の最初であるため、自分が早く切らないと製品が次の工程に円滑に回らなくなることから、いつも早く切るよう心がけています!しかも、スピードが求められるだけでなく、手配書に書かれている指示ごとに、ケーブルにも多くの種類があることから、他の手配書に記載されている工程と混ざらないようにも気を付けなければならず、そしてケーブルは一度切ってしまうとその部分はやり直しが効かないため、こちらも緊張する仕事です。

学生時代と異なり、宿題はしなかったり期限が過ぎてしまっても自分自身のことで済みますが、仕事で納期を越えてしまうと、自分だけではなく取引先・お客様へも多くの影響が及ぶ恐れがあります。そんな学生時代との違いを、特に夏休みを満喫していた学生と照らし合わせながら、責任感を持って日々の仕事をこなしております。龍薗さんは、最近の反省点として「慣れてきたらミスも少し増えてきた」ことを述べていましたが、このように定期的に、自分の中で仕事に取り組む姿勢として変わってきた部分を見つめなおすことは大切ですね。

 4.地元企業・株式会社岡野エレクトロニクスに入社したきっかけ 

株式会社岡野エレクトロニクスに入社するまでのいきさつについてお伺いしました。野球部に所属していた龍薗さんは、部活の一学年上の先輩が岡野エレクトロニクスに入社しており、先輩からお話を聞いたところ、上司の方がすごく優しく、仕事がしやすいと説明してくれたことがきっかけだそうです。そこから興味を持ち、見学に行きましたところ、実際に職員の方がコミュニケーションを密に取りながら連携して仕事をしている様子を見ることができ、岡野エレクトロニクスで働くことを希望し、応募されました。 

永田さんは、県内で働きたいとは思っていましたが、具体的な企業までは決めきれていなかったところに、部活動の顧問の先生が岡野エレクトロニクスは社内の雰囲気もすごく良いと勧めてくれたことが、志望した理由だそうです。 

お二人とも、身近な人の経験、推薦が入社への大きな動機となっています。現在は体験談などの情報を得ることは容易ですが、匿名のもの、あるいは誇張されている内容のものも少なくなく、情報が多いが故に却って何が正しいのか迷ってしまうことも少なくありません。自分の気心置ける、普段から良く知っている方のお話は信頼度も高く、特に若い時期にはあらゆる決断をするうえでの大きな励みにもなりますよね。大変充実した毎日を過ごされており、聞いている側としても、とても嬉しく思います。

手振りを交えてしっかりと自分の考えを話す永田さん

 

 5.今後の目標 

自分で作った製品を、地元の身近な人が使ってくれることが嬉しい(龍薗さん)」、「家族と近く、何かあったらすぐに駆けつけることができる(永田さん)」と、地元、周りの方への暖かい思いやりの気持ちを持っているお二人。リクエスト曲にも社長の好きな曲(WON’T BE LONG feat.NEVER LAND(EXILE))を選ぶなど、既に職場の人のことも良く知って、溶け込んでいる様子が伺えます。今後の目標についても、色々な知識を増やし、まずは周りの人に心配されないよう、しっかりと今の仕事に取り組むと、基礎を大切にしている様子が伺えました。 

龍薗さんは「将来家族をしっかりと養っていけるようになりたい」とも。暖かい家庭を築くことに間違いないでしょう。

 

急な出番にもかかわらず、自分の考えをしっかりと整理して収録に臨んでくれたお二人、本当にありがとうございました!!ますますのご活躍を応援しております!

<株式会社岡野エレクトロニクス>

〒895-1202  鹿児島県薩摩川内市樋脇町塔之原853番1

http://www.okano-e.co.jp/