企業のチカラメイドイン薩摩川内 第80回

6月15日(木)FMさつませんだい企業連協議会番組「企業のチカラ!メイドイン薩摩川内」は丸武産業㈱ 総務部長の田之上智隆氏にご出演いただきました。

 

まず、田之上智隆様の仕事内容についてです。田之上様は総務部長という立場もあり、会社の全体を見て回り、社員の様子はもちろん、甲冑工房内の機械・機器の確認、見直し等も行っています。社員(職人)の安全に気を配り、また、元気で楽しい職場作りに心がけています。

 

丸武産業の製品は、NHK大河ドラマや映画など多彩ですが、最近の映画では「ステキな金縛り」の西田敏行さんが着用した特注鎧など製作されました。また、AUのCM三太郎(桃太郎、浦島太郎、金太郎)の浦ちゃんの腰蓑(こしみの)も製作し、舞台小道具まで手がけています。これからは注意してCMを見たいですね。

 

さらにアニメキャラクターも作っています!!

あの「ドラゴンクエストのロトの鎧」も製作され、ミュージアムで公開されているようです。アニメの世界を形にするのは難しかったとのことで、製作依頼がきたときは「本当にできるの?」との不安もあったようですが作る決心をしたそうです。さらに、「北斗の拳」のラオウが好きな田之上氏の友達から依頼のあった「ラオウ兜」まで製作したという、普段聞くことの出来ない経緯までお話いただきとても興味深かったです。

 

次は甲冑製作工程です。まずは、全国各地の博物館で本物を実際に見て知って、場合によっては触れて鉛筆で型書きをします。博物館によっては厳しい視線と触ったらダメという箇所もあり簡単にいかないことも多く、また、変化する色味を覚えること、特に覆輪といわれる甲冑・鞍・太刀・調度などを金銀等で縁取りした飾りは難しいとのことです。しかし、手間をかければかけるほど良い製品に仕上がり喜ばれるので、それが楽しいですと田之上さんは嬉しそうに話されました。

 

現在、丸武産業のテーマパーク「川内戦国村」はリニューアル中で、来春「甲冑工房丸武」としてオープン予定です。そこで今回は特別に少しだけ話していただきました。「お城で鎧をつくってる」をコンセプトに、甲冑に興味がない人でも楽しめる空間作りと甲冑工房見学などの企画を考えているようです。歴女、歴史好きの方にも喜んでもらえる企画もあるとか。敷地内には城もあり、庭園もあり、ロケーション抜群。天守閣の1階では、商品展示のほかスタジオも計画されているようです。人気のある武将等の甲冑を揃え、子どもたちにその鎧を着てもらい写真を撮るスタジオ。これは親御さんもインバウンドの受けも良さそうですね。さらに、これまでの西郷隆盛記念館は、甲冑展示のほか、会社の歴史がわかる館として生まれかわる予定とのことです。

 

エンディングにリクエストソング「Everything」が流れる中、一つの甲冑をつくるにはいくつもの作業工程があり、例えば、鉄板一枚も叩く人によって風合いが変わるが、そこにはこれまで積み重ねられた技術が生きている。何でも作れる素晴らしい職人が集まっている。これまで培った一人一人、一つ一つの技術は宝(財産)でありこれからも継承していきたいと、そして、最後に「丸武では作れないものはないんじゃないか」と思われるような職人をこれからも育成し、またそのような会社にしていきたいと熱く語られました。

 

田之上様ありがとうございました。

 

甲冑工房 丸武のリニューアルオープンが待ち遠しくなりました。