企業のチカラメイドイン薩摩川内 第113回<樋脇精工㈱>

2月22日は、樋脇精工株式会社 代表取締役社長 松下 順紀(よしのり)さまにお越しいただきました!


樋脇精工株式会社【会社概要】
樋脇精工株式会社は、昭和48年に鹿児島県の誘致企業として埼玉県の飯能市から当時の樋脇町市比野に立地し今年で45年を迎えます。


【業務内容】
同社は、超精密金属加工メーカーで、IOT関連や自動車・携帯電話・パソコンなどの精密プレス金型の設計から制作・金型パーツ・治工具などの制作を行っています。

これまで積み重ねてきた熟練の技術が評価され、近年では世界トップメーカーの信頼を得るに至りiphone6・7・8等に使用されるSIMスロットのカバーを生産するために必要な金型の製作も行うようになりました。

金型は部品を大量生産する前に必要なものであり、品質や耐久性、納品の早さが重要となりますが、樋脇精工株式会社はそれらのニーズに対応していることがお客様から高い評価をいただいています。

顧客の要求は毎年高まっており、同社では「お客様の要望通りではなく、お客様に更に満足頂けるようにひと工夫、ふた工夫を加えた対応」を心がけているそうです。


【新たな事業への取り組み】
金型製作事業と異なる新たな事業への取り組みとして「ロボット製造」を展開されています。

昨年11月に大手自動車メーカーより人型ロボットの発表が行われましたが、同社はその人型ロボットをスムーズに動かすための光ファイバーハーネスを供給したことがきっかけで、世界最小クラスの二足歩行の人型ロボットの製造に取り組んでいます。

現在は、まだ専門的分野のみでしか取り扱いはされていませんが、近い将来、学校の教材等として活用されるよう研究、開発に励んでいます。

今後は、企業連携協議会でロボットに搭載するソフトの勉強会を行ったり、2020年より小学校で必修化が検討されている「プログラミング」の検証を行なうためのハードとしての活用を検討しています。


【3月3日はアリーナへ】

樋脇精工株式会社で、製造されている世界最小クラスの二足歩行の人型ロボット、どのようなものか気になる方も多いのではないでしょうか?

企業連携協議会の主催により3月3日(土)午前10時から午後5時までサンアリーナせんだいで開催される「地域を支える地元企業ガイダンス」の体験コーナーで樋脇精工株式会社で製造されたロボットを実際に操作する事ができます。

当日は、薩摩川内市企業連携協議会の会員企業約40社が参加し、会社紹介や自社製品の紹介、就職相談や食の振る舞いなどが行われます。

入場料は無料ですので、ぜひ会場に足を運んで頂き、樋脇精工株式会社を始めとする、薩摩川内市企業連携協議会会員企業の匠の技術をこの目でご覧下さい。