企業のチカラメイドイン薩摩川内 第90回<株式会社 下園薩男商店>

8月24日は、株式会社 下園薩男商店 黒木双葉さま、洲崎千秋さま、鳥里紗希さまにご出演いただきました!

1.株式会社 下園薩男商店

ご存知の方も多いかと思いますが、株式会社下園薩男商店は、昭和14年創業の「丸干し」を代表とした地元の魚を使った加工品の製造・販売を主に行っている会社であり、現在商品は全国の百貨店で販売されております。

昔ながらの味、製法も守りながら、今の時代のニーズに合わせた製品も作る、それが下園薩男商店の追い求める姿であり、伝統と革新の融合した大ヒット商品「旅する丸干し」は、鹿児島県の特産品コンクールで最高賞の県知事賞を受賞しております!常務の下園正博氏のインタビューは、各方面にて取り上げられていますね。

かぎんネット支店「あの人にごあいさつ 株式会社 下園薩男商店 常務取締役 下園正博」

http://www.kagin.co.jp/net_branch/greeting_shimozonomasahiro.html

自分が自分らしくいるためーー下園家3代のDNAが紡ぐ、故郷・阿久根への想い

https://www.pr-table.com/marusatsu/stories/224

 

2.本日の出演者

今回ご出演いただいた3名は、そんな今の流行に詳しく、日々進化する下園薩男商店の製品開発を担当している、今年入社の新入社員です 。出身校はそれぞれ異なり、黒木さんは野田女子高校、洲崎さんは鶴翔高校、鳥里さんは川内商工高校をご卒業されています。

熱心に打ち合わせをするみなさん。楠元さんも真剣な表情です。

3.入社した動機

まずは、入社の動機についてお伺いしました。

鶴翔高校出身の洲崎さんは、在学時に「旨鹿(うんまか)コンフィ」という鹿肉を使った商品開発をしており、商品開発をするなかで下園薩男商店と出会いました。その際に、下園正博常務から会社の概要等のお話を聞き、自分が好きな商品開発に携われることを知り、更にその後工場見学へ行きましたところ、工場の作業風景、楽しく仕事されている職員の姿に一層興味を惹き立てられたことが、入社へのきっかけだそうです。黒木さんも、野田女子高校で商品開発に関する勉強をしており、卒業後も自分が学生時代に学んだ好きなことを活かしたいと思っていましたところ、下園薩男商店では商品開発に携われることを知り、入社を希望されました。

鳥里さんは、商品開発というカテゴリーからではなく、県内就職という希望から求人票を探していました。その時に、担任の先生に下園薩男商店を「ここはすごくいい会社だよ!」と薦められ、気になって調べましたところ、本当にいい会社であることがわかり、またインテリア科で学んだデザインも活かせると思い、この会社で頑張りたい!と思ったのとのことです。

4.現在の仕事について

3人は伝統と歴史ある下園薩男商店の、ある意味では今後の看板ともなるような新商品の企画に携わっているのですが、それぞれ別々の商品に携わっているなど、その種類が本当に豊富なのです。

なんとそもそもの「」というカテゴリーさえも飛び越えており、黒木さんは「お菓子」を担当しています!詳しくは企業秘密で言えないのですが、依然流行った「生キャラメル」に、下園薩男商店の伝統的技術である「干す」作業を加えた、「干し生キャラメル」を企画中です!

洲崎さんは阿久根市の特産品であるぼんたんを使った「ジェラート」を開発しています。皮は「ぼんたん漬」として加工されているのをよく見ますが、ぼんたんの「実」の部分は皆さんが思っているほどあまり利用されていなく、この「実」の部分を使った商品開発ができたら、地元へも恩返しできるのではと思い、企画したそうです。

鳥里さんは、さらに「食」という枠を飛び越えて、「ラッピングボード」を開発しております!インテリア科で得た知識を活かした商品を作りたいという想いから実現したもので、商品を彩るうえで、とても大切ですね。

今ある事に ひと手間加えて それを誇り楽しみ 人生を豊かにする」そんな企業理念さえも、既に再現できる実力を備えております。

5.入社して5ヵ月の間で商品開発に挑戦。やりがいや仕事の原動力とは

0からモノを企画し、作っていくということは、長く仕事をしていても、そうそう出来る経験ではありません。それを入社してすぐに挑戦した皆さん。やはり最初は難しく、インテリア科出身の鳥里さんは未経験のことだったので、「プレッシャーもあった」とお話しされました。

ただ、上司の皆さんが丁寧に、色々とアドバイスをしてくれて、そしてほかの企業ではこんなに若くしてなかなか任せてもらえないようなことを担当していることが感覚的に徐々にわかり始めてからは、上司の期待に応えたいという想いも強くなり、熱心に頑張っております。また、鶴翔高校で商品開発をしていた洲崎さんは、自分たちが作った商品を自分たちで販売し、お客様に手に取ってもらった時の喜びの大きさを一度体感し、その時の経験が今でも大きな原動力になっています。

学生時代の経験が今の仕事へ活きていることをしっかり筋道立てて話す洲崎さん。

 

6.9月9日には阿久根市に「イワシビル」がオープン予定。もちろん3人も携わっています!

9月9日には、阿久根市に1階がカフェ兼直売所、2階が工場、3階がゲストハウスになっている「イワシビル」がオープン予定です。場所は、同市鶴見町3号線沿いの、以前は朝日生命が入っていた場所を今回リノベーションしたもので、ヒット商品「旅する丸干し」を製造している様子も見学できます!3人はこの3階建て全部分を、持ち場を回りながら包括的に担当しております。

いろんな仕事をローテーションしているため、覚えることも多く大変でないかと質問しましたところ、「自分ができなかったことを二人が教えてくれたりするので、三人で補いながら頑張っている」と答えてくれた黒木さん。もはや3人の組織力も相当なもので、他ではなかなか出来ないことにどんどん挑んでおります。

イワシビルfacebookページ:https://www.facebook.com/iwashibldg/

黒木さん、洲崎さん、鳥里さんもばっちり写っています。

7.休日の過ごし方

学生の時はもちろん引率者としての先生がいましたが、仕事では一人で責任を持たなければならなくなり、また接する方も同年代ばかりではなく、敬語の使い方も意識するようになった皆さん。一気に色々な仕事を担当しており、エネルギーも多く必要になりますが、休日はしっかり自分の好きなことをしてリフレッシュしています。洋服を見たりするのが好きな黒木さんは買い物に出かけ、洋画が好きな洲崎さんはDVDを借りて観たり、ドライブに行ったりしており、インテリア科出身の鳥里さんはやっぱりインテリアが好きで、特に最近は買い物のついでにカッティングボードや木の素材で出来たものを見ているそうです。多くのアイディアを生む仕事を続けるためには、休息をとることが本当に大切です。こういった趣味の時間、息抜きの時間はこれからもしっかりと確保してくださいね。

8.今後の目標

これまでも他の企業の多くの新規採用の方にご出演いただきましたが、株式会社 下園薩男商店の皆さんは、初めて上司不在で、3人だけでお越しいただきました。「先輩は誰も一緒に来ていないの?」の質問にも「3人だけで来ました!」と笑顔の回答。収録中も終始堂々と、そしてメモ帳に思考の過程をしっかりとまとめてきたのでしょう、聞いている人がとても分かりやすく、それぞれの考えを話してくださいました。

今後の目標についても、「商品開発にもっと力を入れて、一人でも多くの人に手に取ってもらい、地元を賑やかにしたい!」「イワシビルを多くの人に愛される建物にしたい!」と頼もしい抱負を述べてくださいました。特に洲崎さんは「今自分が作っている商品を有名にして、もっと多くの商品をスムーズに作れるようになったら、母校とコラボしたモノを作り、ブレイクさせたい!」とのこと。実現する日もそう遠くないでしょう。その時は他より先にインタビューさせてください。

3人とも学生時代に、本格的に商品に関する企画・開発やデザインに取り組んでおり、その過程で学ぶことが好きになり、卒業後も学生時代に培ったものが活かせる道に進んでおります。採用情報見て描いた理想が、実際に入社してみると全く違うものであり、気持ちが沈むというケースも、特に情報の多い今では、正直少なくありません。そのような中で、仕事をするうえでの基礎作りとして大事な入社間もない時期に、自分の知的好奇心を存分に発揮できる職場に巡り合えることは、とても素敵なことだと思います。

益々のご活躍を応援しております!!

<株式会社下園薩男商店>

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