企業のチカラメイドイン薩摩川内 第102回<有限会社くすもと食品・大豆の華株式会社>

11月16日は、有限会社くすもと食品 取締役(大豆の華(株) 代表取締役) 北野 集 さま、大豆の華株式会社 ホール主任 岩戸 真衣 さまにお越しいただきました!

1.有限会社くすもと食品・大豆の華株式会社

有限会社くすもと食品は、昭和34年(1959年)に、「北野とうふ店」として創業、以来豆腐の製造・卸売業を行っている会社です。

 

平成6年に法人設立し、「有限会社 くすもと食品」の名称となり、平成 21 年からは自社豆腐商品の移動販売、そしてレストラン・直売所として田海町の国道267号線沿いに「大豆の華株式会社」もオープンしております。

 

その名声は多くの方が耳にしたことと思いますが、九州・沖縄地区豆腐品評会にて木綿豆腐部門にて2年連続金賞を受賞(寄せ豆腐部門・充填豆腐部門でも銀賞受賞)しており、まさに九州豆腐業界の覇者として君臨しています。

 

2017年こだわり豆腐カタログには、素材にこだわり、まごころこもった商品が多数掲載されています♪

2.こだわりの「濃厚絞り出し豆腐」その濃度の高さ(凄さ)とは

くすもと食品では様々なお豆腐を製造されていますが、なかでも多くのお客様にお買い求めいただき、大変有名なのが「濃厚絞り出し豆腐」。

 

醤油や薬味をつけて食べ、どちらかというとそのつけたものの味がメインとなり、あまり聞くことのない豆腐の「濃厚」という表現。実はこれ、豆乳の「濃度」を表しています一般的に通常のお豆腐は、7%から12%の濃度で作られていると言われていますが、くすもと食品の「濃厚絞り出し豆腐」はなんと2倍近い、16~16.5%の濃度で作られています

 

固まらなかったり形が崩れたりなど、この高濃度(濃度が高すぎてもいけません)の豆乳でお豆腐を作ることは大変難しく、多くの高濃度のお豆腐を提供している名店では、もととなる大豆にこだわり、試行錯誤して独自の確立した製法で製造されています。もちろん豆乳濃度の高いお豆腐は、甘みや旨味が凝縮されており、一般的な豆腐との違いはどなたが食べてもわかるほど、とっても美味しいです。

 

食べ方も薬味やお醤油ではなく、「」をつけて食べることをお勧めしています。お醤油をかけると大豆の甘みや旨味は消えてしまいますが、お塩は大豆の甘みを引き立たせてくれます。濃厚で大豆の成分がたくさん入っているからこそ、お客様にはぜひお塩で食べて、お豆腐本来の味を楽しんでいただきたいですね。

売り上げ第1位の「濃厚絞り出し豆腐<木綿>」品評会での評価も絶対的です。

有限会社くすもと食品HPより引用

3.もちろん原料である「大豆」にもこだわっています。

半世紀以上の歴史を誇るくすもと食品では、もちろん国産大豆のこだわった豆腐を作りたいとの想いは強く持っています。地産地消ということで、鹿児島では伊佐の「フクユタカ」という大豆を使用しており、その他に美味しい大豆を求めて全国各地を探し、宮城県の「ミヤギシロメ」という大豆をブレンドして、甘みを引き立たせて作っています。

 

毎日食べているお客様も分かるくらいに、大豆によってお豆腐の味は全く変わるため、北海道や長野県など、季節にも合わせていろいろな大豆を研究しています。王者たるゆえんですね。

 

更に奥深いことに、「甘み」のある大豆と「美味しい」大豆とは、実は違ってくる部分があります。例えばタンパク質の多い大豆は、よくお豆腐が作りやすいといわれるのですが、甘みを引き立たせる大豆となると全然違うものになり、豆腐を作るのには難しいといわれる大豆であったり、生産量が少ない大豆が必要となります。この点に関しても、ちろんくすもと食品さんはこだわりぬいています。

 

カタログにも「全てはお客様の健康のために」と書かれているように、健康志向へも目を向け、「味がない」といわれるお豆腐において、「味があり、美味しいものをお客様に提供し、喜んでもらいたい」との気持ちも込めて、豆腐は作られているのです。

美味しいお豆腐の紹介に、くすモンの食欲も掻き立てられたことでしょう。

4.直売所兼レストラン「大豆の華」では高品質なお豆腐が勢ぞろい。なんと湯葉や湯豆腐の食べ放題も!

冒頭で述べました、くすもと食品の美味しいお豆腐の直売所、そしてレストランとしての機能も備える大豆の華ですが、レストランでは出来立てのお豆腐や、「体の中から美しく」をコンセプトにした、お豆腐をメインにした料理を多数提供しています。

 

そしてなんとメニューには湯葉と湯豆腐の食べ放題がついており、湯葉については「湯葉文化のない鹿児島において、多くの方に知ってほしい」という社長の想いもあって、提供しています。確かに鹿児島で食べる機会というのはそんなに多くなく、とても贅沢かつレアなサービスですね。

 

直売所の営業時間は朝9時から夕方7時まで、レストランのランチは朝11時から昼の2時までになっています。寒くなり、いろいろなお料理でお豆腐の美味しくなるこの時期、九州最高品質のお豆腐をお求めに、是非お立ち寄りください♪

大豆の華(株)の店内。明るくて清潔な広いホールにもこだわっています。

大豆の華(株)HPより引用

5.食育活動にも力を入れています!

直売所やレストラン運営のほかに、食育活動にも力を入れています。今年は夏休み期間中に、小学生を対象にお豆腐作りを行い、大豆の違いや一般的なお豆腐とくすもと食品の豆腐の違いは何かという説明をしながら作り、最後は皆さんで実食されました。

 

豆乳は飲めなかったり、一方で食べ比べをしたときに、一般的な味の薄い豆腐については「醤油かけないと食べられない!」といったように、子どもの反応はとても素直で、そういった反応に触れることができるのも、食育活動の良さですね。

 

豆腐作りはお話も交えながら約2時間~2時間半で行い、大人向けにも、おから豆乳で「お味噌づくり」を開催しています。こちらは作業自体は30分ほどですが、栄養価のお話などを交えながら楽しくしております。このお味噌づくりは月に1回程度の頻度で進めています

 

最近はそのヘルシーさから、テレビにも取り上げられるなど人気が出てきているお豆腐。初めていらっしゃるお客様も、お豆腐を買いながら「この豆腐はにがりが入っているの?」と聞いてくださるなど、にがりで固めたお豆腐と、にがりじゃないもので固めたお豆腐があることも知っている方もいて、そういったことを調べて大豆の華でお買い求めくださることは、本当に嬉しいことです。

お客様の健康への気配りが随所で見られ、かつ落ち着いた口調からは王者としての風格を感じました。

6.移動販売で広範囲に直接美味しいお豆腐をお届けしています!

移動販売にも力を入れています。平成21年から始まり今年で8年目になる取り組みですが、くすもと食品の「濃厚絞り出し豆腐」をはじめとした、国産大豆にこだわったお豆腐を、直接皆さまのもとへお届けしたいとの想いから始めました

 

外になかなか出ることの出来ない方へも、ご自宅、玄関先までお届けし、「今日はこういったお豆腐がりますよー」と直接お話しながら販売しているので、お客様からのありがとうの気持ちも伝わり、その感謝の想いで、従業員の方も一層頑張ろうという気持ちになっています。

 

利用方法については、くすもと食品にお電話(お電話番号:0996-29-2434)にて場所等教えていただければ、近くを回っている日時をお伝えし、その時にお伺いします。もちろん電話をいただいたときにドライバーが近くにいればすぐにお伺いいたします。

 

薩摩川内市のみならず、出水・阿久根方面、串木野-市来-伊集院・鹿児島方面、姶良・加治木方面とかなり広範囲でご提供しておりますので、ぜひぜひご利用ください♪

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今後の抱負について、岩戸さんは「食育活動をもっと力を入れて取り組んでいきたい。子ども向けのお豆腐作りはもちろん、大人向けのお豆腐作りも開催してみたい。そこでお豆腐の良さを分かっていただければ嬉しいです」北野さんは「会社の社訓である『全てはお客様の健康のために』に基づき、これまで以上に安心・安全なお豆腐をたくさんのお客様にご提供したい。そのために人に伝える、食べていただくという基礎をしっかりとしていきたい」と述べてくださいました。

 

最後のリクエスト曲は、お客様、そしていつも一緒に頑張ってくれているスタッフへの感謝を込めて、いきものがかりの「ありがとう」を放送しました。お客様の健康を真剣に考えてくださっているくすもと食品さん。今後の益々のご活躍を応援しております!!

 

有限会社くすもと食品

〒895-0002 薩摩川内市楠元町1906番地
Mail kodawari@tofu-kusumoto.co.jp

Tel 0996-29-2434 Fax 099-833-3470

HP:http://tofu-kusumoto.co.jp/

栄養満点で美味し~いお豆腐はこちらにも多数掲載されています!

大豆の華株式会社

〒895-0071  薩摩川内市田海町451−1
Tel  0996-30-1891